産婦人科・小児科医減少問題~実例~

長良医療センターでは例外的に充実している小児科や産科の医師は、全国的には減少傾向にあります。そんな状況に拍車をかけた原因の一つが、臨床研修制度だという主張があります。

この制度が必須化されたため、過酷な勤務を強いられる産婦人科医を目指す人がさらに減ってしまったようです。しかもこの制度は、病院と研修生のマッチングがあることから、研修医の多くが中央の有名病院に集中してしまうこととなりました。このため、地方の大学病院の医局が人手不足に陥り、一般の病院に派遣していた医師を引き上げてしまう。そして、一般の小児科や産婦人科医院が閉鎖せざるを得ない状況になってしまう、というケースが増えたのです。

ある調査で、2003年以降、医師が引き上げられたことで産婦人科医が減った病院は15%にのぼり、その半数以上が産婦人科医が一人もいなくなってしまったそうです。これらの病院は、他の病院と連携したり民間の紹介業者を利用したりして医師を確保したそうですが、分娩や手術を止めるなど、業務の縮小も行なったようです。

大学病院の医局の人手不足は産婦人科医に限ったことではありませんが、もともと内科などに比べて医師数が少ない産婦人科医にとっては、ますます厳しい状況になっているようです。

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